スポーツをしてると風邪を引かない?
「スポーツをしてるからここ何年もカゼなんかひいた事ないよ。」
といわれる方も結構お見受けします。
たしかに適度な運動は免疫力を向上させるため、
運動をしたほうが風邪を引きにくくなるのが通常ですが
マラソンなどの激しい運動や過激なトレーニング
を行うスポーツ選手はむしろ状態によってカゼを引きやすく
させてしまいます。
実際激しいトレーニングを継続するスポーツ選手の場合
カゼの頻度は一般の人の3倍も高く、
特にマラソンのような持久性運動では、
大会終了後の2週間に50~70%の選手がカゼ症状になり
そのリスクは通常の2~6倍にもなると報告されています。
その理由とは、まずスポーツ選手は、暑熱、寒冷、紫外線
外傷などのストレスを受けることが多く、
また運動中には骨格筋への血流が促進される一方で
皮膚・粘膜への血液循環は抑制されるため
病原体のバリア機能が傷害されます。
そのため病原体の侵入を許しやすくしてしまうのです。
また運動時には呼吸がますため、微生物が気道に侵入しやすくなります。
微生物を含む鼻汁や喀痰は粘膜上皮の線毛運動、せき、嚥下などにより
通常は排除されるのですが、運動中には気道粘膜が完走・冷却され、
粘液の粘度がますため線毛運動が低下します。
そうすると病原体の排除がしにくくなりカゼを引きやすくなるのです。
さらにスポーツ選手では、団体行動や集団生活を行う機会も多いため
病原体が伝播しやすい環境にあります。
スポーツ選手の遠征時に、嘔吐や下痢がしばしば見られるのも、
ウイルスや細菌による急性胃腸炎を起こしやすいためと考えられます。
さて、これらのスポーツ選手であれ、マラソンの愛好家であれ
カゼ予防の基本は、手洗いの励行とマスク・加湿器を使用する事です。
それに加えて、大会前には特に注意して感染源を避けたり、
適切な栄養と休養をとるなどの対策をしましょう!ヽ(^o^)丿
いんちょー
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